モノクロに色を添える
久しぶりに神保町シアターに行った。本音を言うともっと頻繁に行きたいものである。『雪国』(1957年、豊田四郎)の名場面の数々を大画面で見られて幸せだった。映画の感想はさておき、本日紹介したいのは神保町シアターの歴代の特集企画のパンフのデザインである。
90年代の映画の特集の場合をのぞき、パンフは一貫して昭和期の映画のモノクロのスチルをポップな色使いの背景にコラージュしたものだった。題字のフォントはどうだったかとういうと、殆どのパンフではレトロっぽさと高尚なイメージを表現するため明朝体を用いられていたものの、特撮系、もしくは若大将シリーズなどコメディの特集の場合は丸ゴシック体が用いられていた。
白地に黒のペンでイラストを描くのが好きな自分にとって、この背景の差し色のテクニック、およびフォントで魅せる手法は大変勉強になった。今後の制作活動に是非とも参考にしたい。
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