自然とキャンペーン

先日同じクラスの仲のいいグループで実写版『アラジン』を観に行ったのだが、その際に観たCMのの一つにとりわけ印象に残るものがあった。という訳で、本日はロクシタンのキャンペーン、バルーンジャーニーのビジュアルを紹介したい。

河瀬直美監督の指揮のもと制作されたこのブランドコンセプトムービーは、ブランドアンバサダーの女優の石橋静河さんが南仏プロヴァンスの美しい自然や風景をバックにロクシタンのルーツを探るといったものだった。

（出典：LOccitaneJP公式Youtubeチャンネル）

ちなみにこの動画はロクシタンの日本版公式サイトからも見れるようになっている。埋め込まれたYoutube動画の背景もロクシタンのブランドカラーである黄色にプロヴァンスの木漏れ日の写真が合成されているものとなっており、細部へのこだわりが見て取れる。

（出典：ロクシタン公式サイト）

この美しい自然のビジュアルはただ美しいだけではなく、ロクシタンの企業として掲げているミッションの象徴でもある。美しいプロヴァンスの自然をいつまでも守りたいーーそういった思いからこのバルーンジャーニーキャンペーンははじまったのだろう。キャンペーンの一貫として去年秋、東京ミッドタウンに巨大バルーンが出現し、ロクシタンの誕生秘話やルーツであるプロヴァンスの自然の豊かさについての展示がされた。バルーンの周囲の花壇にはプロヴァンスの植物が植えられて、シアバター作り体験などの特別コーナーも設けられた。全ては日本の女性たちにより身近にプロヴァンスを感じてもらうためである。そして、本イベントについての投稿が一定数SNSでなされるごとに木をプロヴァンスに寄付するという形の自然保護プロジェクトも同時進行で行われた。CSRをあからさまに全面に押し出している感じは全くなく、おしゃれでインスタ映えのする楽しいイベントに仕上がっていたのだが、その裏にしっかり社会貢献という大きなテーマが掲げられていたのがなかなか面白かった。これからも積極的にロクシタン商品を使っていきたい。