大人の為の病みかわいい

ここ数年だろうか、「病みかわいい」「病みかわ」というかわいいのサブジャンルがだいぶサブカル嗜好者の間で市民権を得てきた気がする。しかし、病みかわと隣接する「夢かわいい」「夢かわ」というこれまたかわいいの細分化された一ジャンルに最近は飲まれ気味である気がする。私はいい年の大人なので、「鬱」と大きく真ん中に明朝体で書かれたハート形のピアスを装着したりパステルピンクやパステルブルーに彩色されたカプセルや注射器を首からぶらさげられない。いや、アラサー(…)と言えどもこれらのアクセサリーを身につけたり、極彩色のカッターナイフに彩られたタイツなどを履いてもいいのだろうが、ある意味に於ける社会的死は免れないだろう。

という訳で、本日はゆめかわいさを全面的に排除し、人体・臓器などのをモチーフを「病み可愛い」というよりも「グロテスク、だが美しい」という美的センスのもとに雑貨に組み込んでいるhellbent lab.さんを紹介したい。大人心がくすぐられるし、人とかぶらない。これは良い。

(私の愛用品たち。後ろはTシャツ、前はアクリルキーホルダー。)

hellbent lab.さんは京都を拠点に夫婦で活動しているデザイナーさんが立ち上げたブランドであり、雑貨や衣服のメインビジュアルは一貫して中世から19世紀末のオカルト系や人体モチーフも含む版画イラストのコラージュが使用されている。コンセプトとしては「アンティークモダン」、「サブカルをひきづった大人たちへ」といったものを掲げている。都内では東急デパート、マルイや高島屋でポップアップショップとして出店されており、デザフェスなどのアート系のフリーマーケットでも出店されている。

気になった方々は是非ともチェックしていただきたい。

(公式サイト:https://www.hellbentlab.com/)

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グラフィックデザイン科の学生として日々考えている事など

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