社会に寄り添うブランドとは
(このイラストを白黒で描くのは全てに対する冒涜になる気がしたのでイラストがカラーな件についてはどうか許されたい)先月末、ハンドバッグや財布等で有名なアメリカの高級ブランドのCOACHが、Dream it Real イニシアチブの一貫としてPRIDE50周年を記念したムービーを公式Youtubeチャンネル及び特設サイトで発表した。
この動画は、米国で最大のLGBTQ+非営利団体のHetrick-Martin Instituteの活動への支持を表明するために作成され、著名な10人のLGBTQ+ムーブメントを代表する活動家や著名人のインタビューも収録されている。twitter広告でも流れるyoutubeのスポットムービーではLGBTQ+の50年の歴史の中で代表的な楽曲やダンススタイルが一つの動画で振り返られるようになっており、このムーブメントを昔から知っている人々にも、最近の若者にも楽しめる作りになっている。
ちなみにこのムービーには昔のプライド・パレードの映像なども収録されており、現在との違いを見比べたりできるのも興味深い。
ブランドが特定のマイノリティグループに関するキャンペーンを掲げた際に、その特定の層を購買層に取り込もうとしているだけなのでは、という批判が毎度のようにオンラインで飛び交うのが常だ。しかし、今回のCOACHのキャンペーンは本当にLGBTQ+コミュニティの価値観に寄り添っている真摯な態度のもとで企画されたものだと感じた。(人間ちょろいもので、財布を買い換える際はまたCOACHのものを買いたいと思った。)
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